2016年度公務員試験等に多数合格

 本学科では,森林環境や森林資源に関する課題をグローバルな視点で理解し,持続可能な森林環境や社会の実現に貢献できる人材の育成を目指しています。その結果として,専門性を活かせる代表的な職業として公務員があり,これまでに多数の合格者を輩出しています。

 平成28年度はこれまでに13名が公務員試験等に合格しており(12月15日現在),下表のように森林・林業に関連した合格者は,国家公務員2名,都道府県庁6名,独立行政法人1名となっています。

 森林資源科学科では独自の公務員講座を開講するなど,希望者に対して手厚い指導を行っています。








2014年度公務員試験等に21名合格

本学科では,森林環境や森林資源に関する課題をグローバルな視点で理解し,持続可能な森林環境や社会の実現に貢献できる人材の育成を目指しています。その結果として,専門性を活かせる代表的な職業として公務員があり,これまでに多数の合格者を輩出しています。

 平成26年度はこれまでに21名が公務員試験等に合格しており(12月4日現在),下表のように森林・林業に関連した合格者は,国家公務員4名,都道府県庁8名,市町村3名,独立行政法人3名となっています。

 また,学科で独自の公務員講座を開講など,希望者に対して手厚い指導を行っています。




公務員に合格した在学生の声は続いて記事からご覧いただけます。
 また,多分野で活躍するOGロールモデル集の中から,本学科OGである下記3名の活躍を〈こちら〉よりご覧いただけます。
 ・小峰 泉(山梨県庁)
 ・川島由貴子(山梨県庁)
 ・池田 桂(株式会社 野村総合研究所)

神奈川県庁農政技術(森林)採用内定



土屋謙太郎 君(森林利用学研究室)

1.どんな勉強をすべきか

日々,講義を真面目に受講,試験勉強を真面目に行う。
また,学科で専門対策授業が設けられているので,真面目に出席する。
過去問を3年分徹底的に勉強。毎日一般教養の各分野,林学の問題を最低1問解く。

2.面接試験に臨むには

公務員試験だけでなく,民間の就活でも同じことが言えるが…
大学4年間で何をしたのか,そこから何を学び,仕事する上でどのように活かすことができるかを明確にする必要がある。

3.どこを受験し,どこに合格したか

神奈川県庁,国家総合職(林学),国家一般職(林学),東京都庁,森林総合研究所森林農地整備センターを受験
  神奈川県庁,国家一般職(林野庁),森林総合研究所森林農地整備センター合格

4.大学で力を入れたこと

学業,アルバイト,森林ボランティアサークル,空手道など

5.受験した感想と後輩へ一言

私は民間の就活も並行して行っていたため,勉強の為のまとまった時間を確保することが難しかった。隙間時間を上手く使うことが大切だと思う。毎日続けることが大切である。辛いこともあるが,自分が森林行政を担うイメージを持って日々精進しましょう!!

東京都庁・林野庁など国家・地方公務員1次試験すべて合格



狩野裕介 君(森林利用学研究室)

1.どこを受験したか

5月の東京都庁から始まり,6月に国家一般職・埼玉県庁・独立行政法人森林総合研究所森林農地整備センターを受験しました。

2.どこに受かったか

一次試験の筆記試験はすべて合格しました。
二次試験の面接は国家一般職を辞退し,最終的に森林農地整備センターに内定を頂きました。

3.森林農地整備センターではどんな仕事をしたいか

森林農地整備センターでは,水源林の造成がメインの事業です。荒れた奥地林を水源林として造成することにより,安定的な水の供給・地球温暖化対策・土砂災害防止とさまざまな機能を発揮します。私はこれらの事業に取り組みたいです。

4.大学3年後期からの準備は

3年後期からは週に30時間勉強し,実際に過去問や模試をやりました。わからなかった問題には印をつけて何度も解きなおしました。本番を想定した勉強が大切だと思います。

5.後輩へ一言

林業区分の公務員試験は,一般的な行政区分の公務員と比べて倍率が格段に低いので合格しやすいです。とにかく勉強を頑張って受験してみてください。

長野県庁(林業職)に採用内定



高木麻衣子 さん(森林環境保全学研究室)

1.長野県を受験したきっかけは

私は,地元に貢献できて森林に関わる仕事がしたいと思って就職活動していました。そのなかで,長野県庁で行われた説明会に参加し,治山,鳥獣対策など幅広い仕事ができる長野県の林業職にとても魅力を感じました。

2.受験対策は

大学3年生のはじめ頃から大学の公務員講座を受講し,筆記,論文,面接の対策をしました。集団面接は何社か民間企業の面接で経験しました。直前期は過去問を解くことを中心に行いました。

3.長野県でどんな仕事をしたいか

まず,治山の仕事がしたいと考えています。説明会で,実際に崩壊直後の現場に行き,測量したり,地元の住民の方に説明したりしている話を聞き,県の仕事は地域の生活の安全につながることを知り,私もやりたいと考えるようになりました。

4.大学で力を入れたこと

時間に余裕があるうちに,屋久島に行くなど旅行したり,インターンシップに行ったりしました。3年生のころからは研究室の調査に同行し,楽しみながら卒業研究頑張っています。

5.後輩に一言

大学4年間は,あっという間に感じます。自分のやりたいことにどんどん挑戦して充実した学生生活を楽しんで下さい。

群馬県庁(林業職)に採用内定をいただきました



松岡ほみ さん(バイオマス資源科学研究室)

1.なぜ地方公務員になろうとしたのか

最初はやりたいこともなく,なんとなく公務員を目指していました。その中で色々な人からお話を伺って,森林分野を通じて,生まれ育った群馬県のため,人のために役立つ仕事をしたいと思ったからです。

2.受験に際しどんな努力をしたのか

勉強することはもちろん大切だと思います。しかし,先を見据えると,働くことはチームワークだと思います。多くの人と関わりをもち,勉強方法や仕事内容などを教えていただいたり,友人と情報交換をしたりすること,人と話すことはとても大切だと思い,時間を作って人に会うことや連絡をとることもしました。

3.群馬県ではどんな仕事をしてみたいか

木質バイオマス事業により,最終的に森林整備などが進み,本来の森林機能が発揮される森林づくりのために木質バイオマス利用推進に取り組みたいです。近年,搬出や維持などにかかるコスト高から全国的に森林の保全と育成は難しくなっています。木質バイオマス事業により,産業が繋がりあい,地域経済,地場産業を活性化させ,新たな街づくりをしていきたいです。

4.面接対応は

面接官と会話をすることを心がけました。あまり準備しすぎず,構えすぎないでありのままの自分を出していければいいと思います。初めての面接前に一度,誰かに面接をして頂くと雰囲気がよりつかみやすくなると思います。

5.後輩へ伝えたいこと

公務員試験は長く,決して平坦な道のりではないと思います。しかし,常に土俵に立ち続け,前を向き続けて欲しいです。どんな挫折を知っても次に自分が大きく飛ぶことができると信じつづけて,困難にも耐え抜く力や立ち向かう強さをもってほしいと思います。そして,勉強がすべてではないと思うので,学生生活でしかできないこと,やりたいことを沢山見つけて行動してほしいと思います。

埼玉県庁(林業職)採用内定



青木俊之 君(森林生態学研究室)

1.どんな勉強をすべきか

私が一番に言いたいことは日々の勉強を大切にすること,これに尽きます。講義,試験といった日々に積み重ねが力になります。月並みな言葉ですが,継続は力なり,やってきたことが自信につながります。

2.面接試験について

面接で聞かれるのは主に日々のあなたの生活についてです。例えば,どんなことに力を入れて過ごしてきたか,どんなことを勉強してきたかなど。面接に挑む前に一度,学生生活を振り返ってみるといいです。

3.大学で力を入れたこと

私は実家(埼玉)から通っていたので通学時間がとても長いのです。そこで,通学の電車の中でずっと本を読むことにしました。一日2冊の読書を4年間続けて読んだ本の量は推定で400冊以上になります。

4.埼玉県庁でどんなことをしたいか

埼玉で林業?と思うかもしれませんが埼玉にも立派な森があります。あまり知られていない埼玉の林業について皆さんに知ってもらえる仕事をしたいと考えています。もちろん,森林管理や林道整備なども。

5.後輩に一言

自分を大きく見せようとする必要はありません。今までの経験を,学んできたことを,そしてなにより自分自身を出すことができれば大丈夫です。がんばってください。

栃木県庁(林業職)採用内定



秋澤健太 君(森林生態学研究室)

1.栃木県庁を受験したきっかけは

私は小さい頃から自然が好きで中でも森林に携われる仕事がしたいと考えていました。栃木県の林業職の仕事は大学で学んだ森林の知識をそのまま生かすことができます。そこにとても魅力を感じたためです。

2.面接試験に向けて

公務員試験の受験と並行して民間の企業での就活も行っていたため,そちらでの面接試験の経験のおかげで流れや雰囲気を掴むことができていました。また,日頃の会話から面接にて適切な丁寧な言葉遣いを意識しておくことが大切だと思います。

3.大学で力を入れたこと

サークルや研究室の先輩や後輩との繋がりを大切にしてきました。人との繋がりは様々な場面で役に立つと思います。目上の人との接し方,敬語の使い方など,面接でも身になる経験を積むことができました。

4.筆記試験対策について

筆記試験を合格しなければ次の段階に進めないので,筆記試験の対策は重要です。一般教養科目は公務員講座が開かれているので対策することができます。また,専門科目も学科で対策講座が開かれているので対策することができます。